平成21年4月20日
次世代IPネットワーク推進フォーラム
次世代IPネットワーク推進フォーラムIP端末部会
責任分担モデルWG第1次報告書Ver.1の公表について
次世代IPネットワーク推進フォーラム(会長:齊藤忠夫 東京大学名誉教授)では、オープンなネットワーク環境における、電気通信サービスの多様化・高度化・多機能化等により、電気通信事業者、端末ベンダ等の責任分担が多様化・複雑化・曖昧化していることから、関係者の責任の明確化及び連携協力に基づく対応手順を内容とする「責任分担モデル」について、検討を行ってまいりました。 この度、「次世代IPネットワーク推進フォーラムIP端末部会責任分担モデルWG第1次報告書Ver.1」を取りまとめましたので公表いたします。 |
1 背景
オープンなネットワーク環境の進展に伴い、電気通信サービスの多様化・高度化・多機能化が実現され、今後ネットワークのIP 化の進展を契機として、多数の関係主体がサービス提供に関わるマルチプレーヤー環境や一つの端末で様々なサービスを受けることが可能な端末のマルチユース化が進展し、この傾向は将来一層強まるものと想定されます。
このため、利用者がサービスの提供等を受ける際、多数の主体との間で契約等の複雑な関係を結ぶ必要が生じ、不具合発生時にサービス提供等に関わるどの主体において不具合が起きているか、責任の主体を特定することが困難となるケースなども想定されます。このように、関係主体間の責任分担が多層化・複雑化・曖昧(あいまい)化することで、結果として利用者の相談が「たらい回し」となっている事例も発生しております。
こうした状況を踏まえ、本フォーラムでは、不具合発生時等において、関係主体間の責任の所在が適切に切り分けられ、関係主体間の連携・協力により、「たらい回し」のない円滑な復旧等に資する対応手順となる「責任分担モデル」について検討し、「次世代IPネットワーク推進フォーラムIP端末部会責任分担モデルWG第1次報告書Ver.1(案)」として取りまとめ、同案について平成21年2月23日から同年3月19日まで意見募集を行い、合計7件のご意見を頂きました。
この度、皆様からお寄せいただいたご意見を踏まえ「次世代IPネットワーク推進フォーラムIP端末部会責任分担モデルWG第1次報告書Ver.1」を取りまとめましたので公表いたします。
2 報告書の概要
本報告書は、IP電話サービス及びソフトウェアダウンロードを実例として取り上げ、現在想定される主な不具合事例の発生時において、当該不具合の円滑な復旧等に資する「責任分担モデル」について、基本的な内容をまとめたものです。
本報告書の詳細は以下のとおりです。
・ 次世代IPネットワーク推進フォーラムIP端末部会責任分担モデルWG第1次報告書Ver.1
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